年中行事

七夕の飾り付けをするのは竹?笹?違いって何?そして由来も紹介

2017/06/04


七夕の季節になりましたね。

スーパーやショッピングモールの広場、公民館やお家の庭などで綺麗に飾り付けられた竹を見かけることも多くなります。

そんな時、ふと

「七夕の短冊を飾るのって笹じゃなかったっけ!?」

なんて疑問に思ったことはありませんか?

今回は、七夕の飾り付けをするのは笹なのか竹なのか?や、竹と笹の違いについて、七夕のときに笹(竹?)に飾り付けをするようになった由来についてなどを紹介していきたいと思います。

スポンサードリンク
  

七夕の飾りつけをするのって竹?

七夕の飾り付けをするのは、笹よりも竹の方が多いです。

特にスーパーやショッピングモールの広場、公民館などで見かける七夕の飾り付けがされているものは「竹」です。
 
 
なぜ、多くの人が七夕に飾り付けをするのは笹だと思い込んでいるのかと言うと、

「さ~さ~の~は~♪ さ~らさら~♪」

の童謡の歌詞の影響ではないでしょうか。
 
 
この童謡「たなばたさま」は、昭和16年に国民学校初等科(現在の小学校)の教科書に載せるために作られたものだそうです。

私の小学生時代にも音楽の教科書に載っていたと思います。記憶は定かではありませんが^^;
 
 
ちなみに七夕の発祥から考えても、七夕の飾り付けをするのは竹なのですが、この童謡「たなばたさま」の歌詞が間違っている訳ではないんです。

それについては次章で説明していきたいと思います。

竹と笹の違いとは

改めて竹と笹ってどう違うのかと言われるとあまり良くわかりませんよね。

では、竹と笹の違いについてを説明していきます。

まず一点目は、ほとんどの笹は大きくなっても人間の背丈ほどの大きさまでしか成長しません。一方で、竹はそれ以上の大きさのものがほとんどです。

二点目と三点目は、竹と笹の違いがはっきりとしているものです。

竹、笹ともにたけのこからだんだんと大きく育っていく植物なのですが、たけのこの時の皮がいつまでも茎に残っているものが笹で、たけのこの皮が茎から剥がれ、茎がすっきりとしているものが竹です。

また、茎の節の部分から出ている枝が2本しかないものが竹、3本以上(多くのものは6本位)ほど出ているものが笹となります。

という訳で、森や林の中に入った時に大きさが人間の背丈ほどしかなく、茎に皮が残っていて、節の部分から枝がたくさん出ていて葉がいっぱい生い茂っているのが笹と思って間違いないでしょう。
 
 
とは言っても、竹と笹はよく似通った植物で、七夕の飾りにも竹、笹ともに使われます。

ご家庭で飾るには、竹のように大きくなく竹によく似ている笹を七夕飾りにしたというも自然ですよね。

スポンサードリンク

ちょっと話は逸れますが、ジャイアントパンダも笹だけでなく竹も食べるんですよ。(ジャイアントパンダの主食は竹です)

また、竹であっても笹であっても、
茎の部分を使えば「竹」
葉の部分を使えば「笹」
と呼ぶなんて見解もあります。

このように一般的には、あまり竹と笹の違いにはこだわっていないようです。
 
 
そして、童謡「たなばたさま」の話に戻らせて頂きますが、

ささのは さらさら

の後に、

のきばに ゆれる

という歌詞がありますが、この「のきば」とは、屋根の下の部分の出っ張り(軒下)のことを指し、
歌詞の内容としては、部屋の窓(軒の下)から庭でさらさらと揺れる七夕飾りを見ている様子を歌っています。

なので、童謡「たなばたさま」は家の庭にある笹の葉で飾った七夕飾りを見ている様子を歌った歌で

「さ~さ~の~は~♪ さ~らさら~♪」

で良いのです^^

七夕のときに笹に飾り付けをするようになった由来

七夕の発祥や由来などから考えると、七夕の飾りをするのは竹が正しいです。

五節句(ごせっく・・・1年間の5つの節句)でも7月7日は竹の節句です。

そして、現在の七夕の元となった行事や伝説は3つあります。

・織姫彦星の伝説
・乞巧奠(きこうでん)
・棚機(たなばた)

です。

この中で、竹に関係する行事が「乞巧奠」と「棚機」です。

まず、乞巧奠ですが、
こちらは中国が発祥の行事で、機織りや裁縫が上手であった織姫様にあやかろうと、7月7日の夜に祭壇に針や糸などを供え、星に願いをかける行事です。

この乞巧奠が奈良時代に織姫彦星の伝説と共に日本の宮中に伝わり、宮中では竹をたてて、山や海の幸を供え、五色の糸や布、灯明などで飾り立て貴族の人々は和歌を詠むなどして楽しむ行事となりました。

この行事が江戸時代になると民衆の間にも広まっていきました。
 
 
そして、もうひとつの行事である棚機ですが、
こちらは旧暦の7月15日(現在の8月15日頃)に皆から選ばれた娘(棚機女(たなばたつめ))が清い水辺(川のほとりなど)に建てられた機屋(はたや)にこもり、神様に捧げるための着物を織り、豊作を願ったり人々の汚れを払う行事です。
そして、機屋の隣には竹が建てられました。
 
 
竹というのは神聖な植物であり、中が空洞となっていることから先祖の霊や神様がその中に力を宿すと言われています。

ですので、こういった行事の際は建物の側に竹を立て、神様をお迎えする準備をしたのです。

まとめ

七夕本来の意味で考えますと、七夕飾りをするのは竹が正しいです。

しかし、実際には七夕飾りには竹と笹、両方使われていますし、笹の方が葉っぱも多いので、七夕飾りをした時に見栄えが良いのではないかと個人的には思います。

ですので、
ご家庭など比較的小規模な場所で飾る場合には笹、
イベントなど大きな場所でたくさんの飾り付けや短冊を飾る場合には竹、
というスタイルが七夕にはあっているのではないかと私は思います。

あまり竹、笹と深く考えずに七夕を楽しみましょう^^

スポンサードリンク

-年中行事
-