先日、右手中指の爪をドアに挟んでしまい爪の根元から剥がれてしまったような状態になりました。
その時の私の体験と、爪を剥がした場合何科に行けば良いかについてを紹介していきたいと思います。
爪が剥がれた時は何科を受診すれば良い?
爪が剥がれた時には整形外科に行くことをお勧めします。
特に今まで爪を剥がしたことがない、また骨折した経験もないという人は整形外科に行きましょう。
ネットなどで調べると爪を剥がした時には皮膚科に行くという意見と、整形外科に行くという意見がありますが、皮膚科に行ってしまった私の経験から言いますと、もしも骨折していた場合でも皮膚科に行ってしまうとレントゲンを撮ってもらえません。皮膚科によってはレントゲンの診察をするところもあるのかもしれませんが。
その点整形外科に行けばレントゲンを撮ってもらえ、もしも骨折していた場合も早い段階で骨折を発見することができます。
ここで私の経験談を紹介します。
爪を剥がしてしまった当日、私は近くの整形外科がお休みだったこともあり皮膚科に行ってしまいました。
レントゲンを撮ることもないままひと月ほど通院しましたが、爪の状態が良くなることもなく傷の治りも悪いので、皮膚科の紹介状のもと大学病院に行くことに。
大学病院の整形外科で触診、レントゲンを撮ってもらうと骨折していることが判明。ひと月ほど骨折を放置してしまったこともあり手術という結果になってしまいました。
このようなことにならないよう、爪を剥がした場合は整形外科に行くことを強くお勧めいたします。
爪が剥がれた時の痛みについて
ここでも私の体験談についてお話ししたいと思います。
爪をドアに挟んだ瞬間「メキッ」という音がし、指を見ると爪の根元が浮き上がり大量の血が出ていました。そしてズキズキと強い痛みが。
流れ出る血を水で流したりガーゼで抑えることにより幸い出血が少なくなってきたので、ガーゼと包帯で指をぐるぐる巻きにし皮膚科に行きました。
皮膚科に到着し診察時ガーゼを外してもらうとまた出血が始まったので、皮膚科のスタッフさんが圧迫止血法(出血している場所を強く抑える)により出血を止めようとしていました。
患部を抑えられている時にもの凄い激痛が走り脂汗が出ました。
私は指を挟んだ瞬間の「メキッ」という音は爪が剥がれた音と思っていたのですが、後で調べてみると、指を挟んだ際に「バキッ」とか「メキッ」という音がした時は骨折の疑いが強いということを知りました。
また、止血の際、患部を押した時に激痛が走ったのは圧痛といい、骨折やヒビが入っている時の症状だそうです。
なお、爪を剥がした際もかなりの痛みがあるようなのですが、中にはそのまま医者に行かない人や自分で爪を剥がす人がいるように骨折よりは痛みは少ないようです。
その後の指の痛みについてですが、意外にも指先にじんじんとしびれがあるものの痛みはそれほどありませんでした。
激しい痛みが続いていれば医師に相談するなどもしたのでしょうが、そのようなことがなかったので結果的に骨折の発見が遅れる結果になりました。
爪が剥がれた時、治るまで期間は
通常、爪が剥がれただけの場合には数日ほどで元の爪が完全に剥がれ、新しい爪が生え始めてくるそうです。
私もそのような話を知人から聞き、数日ほどで古い爪が剥がれてくるものと思っていました。
しかし、一週間経っても二週間経っても元の古い爪は剥がれず残ったまま。少しの違和感を感じたまま通院を続けました。
また、爪が剥がれただけの場合は数日ほどで痛みはかなりひくようです。
私の場合は痛みこそ少なかったのですが、いつまでも指先がじんじんと痺れ腫れていました。
いつまでも患部がじんじんと痺れたり痛みが続く、腫れがひかない場合などは骨折が疑われることを後から知りました。
まとめ
私が爪が根元から剥がれてしまっただけと思っていた怪我ですが、最終的な大学病院での診断結果は右手中指指先の開放骨折(折れた骨が皮膚を突き破った状態)でした。
しかも指先の骨が溶解(溶ける)しており、傷口も化膿してしまっていたため手術をする結果となってしまいました。
傷口が落ち着くまでに2ヶ月、そこで骨がくっついていなければ再手術が必要だそうです。
このようなことにならないよう、爪が剥がれているだけと自分で判断をせず、整形外科でしっかりレントゲンを撮って診察してもらいましょう。