冷え性は全身の血流を良くすることや、筋肉量を増やすことが改善につながります。
家でも出来る簡単な運動やストレッチで、嫌な手足の冷えを撃退していきましょう。
冷え性を改善するにはどんな運動がおすすめ?
家の中で簡単にできる運動としてはヨガがおすすめです。
ヨガでは、リラックスするための呼吸法と、力を入れずに筋肉をほぐすためのストレッチが織り込まれています。
ヨガの呼吸は、丹田(簡単にいえば、おへその3cmくらい下)に意識をおき、鼻呼吸でゆっくりと行います。
正座や安定座(あぐらのような座り方)をしながら、この呼吸をゆっくり繰り返すだけでも、しばらくすると下腹部が温かく感じてきます。
また、ヨガの基本となるウォーミングアップを20~30分行うだけでも、全身が温まりポカポカしてきます。
これは、ヨガというものが、全身の緊張や筋肉をほぐし、気の巡りを良くするものだからだと思います。
そして、このヨガの中でも特に冷え症に効くポーズがいくつかあります。
代表的なものとしては、猫のポーズやバッタのポーズなどです。
なかなか最初は上手くポーズが取れないと思いますが、自分の出来る範囲でのポーズを取るだけで十分に効果があります。
無理なく、自分のペースで行ってしっかりと効果を感じられるのが、ヨガのいいところだと思います。
また、寝る30分くらい前にヨガを行うと体がポカポカした状態で寝られるので、寝るとき足が冷えてて、なかなか寝付けない方にもおすすめです。
なお、こちらはジムや教室に通わなくてはなりませんが、ホットヨガというものの方が、さらに効果が上がるそうです。
もしも気になった方は調べてみてください。
あと、ウォーキングもおすすめです。
早足で20~30分くらい歩くと効果があります。
そして、ウォーキングの前に足のマッサージや足のストレッチを行うと、さらに効果が上がります。
冷え性には、下半身を動かすことが良いそうです。
下半身の筋肉を動かすことにより、血流が良くなり全身に温かい血液が回りやすくなります。
冷え性で辛い手足を改善する簡単ストレッチ
ここでは、手足の冷えに直接的に効くストレッチを紹介していきたいと思います。
まずは、手の冷えに効果的なストレッチですが、
肩甲骨を回すことです(20回くらい)
肩甲骨の周りの筋肉を刺激することにより、肩からの血流が良くなり、手先までポカポカしてきます。
この際、普通に肩を回すのではなく、手をクロスさせて(手首が内側を向くように)肩を回すと効果的です。
また、手首を回すのも良いです。
手を組んだ状態で10回
手を組み替えて10回
これは、私がヨガのウォーミングアップの時に行っている方法なのですが、やはり手先がポカポカしてきます。
次に足のストレッチですが、足の指を動かすことで効果があります。
足を伸ばした状態で座り、足の裏をグーパーする。
(足の指を地面に向ける、反対に反らす)
これを10回繰り返す。
これだけでも、足の筋肉が刺激されているのを感じ、足が温かくなるのを感じることができます。
また、足を伸ばした状態で片足を4の字に曲げ、右足と左手の指を握手し、足首を時計回りに10回、反時計回りに10回、回します。
さらに足を変えて10回ずつ。
これもまた足の指と足首がほぐされ、足先がポカポカしてきます。
冷え性を改善すると不妊も良くなる!?
生理痛や不妊も冷え性が関係していると言われます。
(もちろん、冷え性だけが原因ではないのですが)
内蔵が冷えてしまうことによって、生理痛が重くなったり、不妊につながってしまうことがあるそうです。
この内蔵の冷えを改善するには、先にも話したヨガが効果的なのですが、直接的に温めてしまう方法もあります。
それが腹巻です。
腹巻をすることで内蔵を温めてあげます。
腹巻にも色々と種類があり、
薄手でインナーとしても目立たない素材のもの
カイロを入れられるタイプのもの
太ももの方まで一体化しているスパッツタイプのようなもの
など様々なものがあるので、自分の用途に合った腹巻を探してくださいね。
また、半身浴も良いです。
38~40度のぬるめのお湯に20~30分ゆっくり浸かることで、全身の血流や代謝が良くなり、当然ですが体がポカポカします。
ぬるめのお湯だと、ちょっと温まるのに物足りなくも感じますが、熱めのお湯(42~43度)ですと、体の芯が温まる前に体の表面が熱くなってしまい、のぼせ易くなりますので、ぬるめのお湯で行ってください。
あと、お湯が冷めてきたら足し湯や追い焚きをして、お湯の温度を一定に保ちましょう。
また、入浴剤を入れてお湯を柔らかくしたり、好きな香りにしてリラックスして入ることも効果をアップさせます。
内蔵を温めてやることが、生理痛の軽減や不妊症の改善につながります。
まとめ
あなたの少しの努力や、ちょっとした工夫が冷え性の改善につながります。
できるところから少しずつ行動し、体の中からポカポカしていきましょう。