健康

食後の下痢の原因はもしかしたら胆汁性下痢かも?対応策も紹介します

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朝ごはんや昼ごはんを食べた後にお腹がゴロゴロ。

急激に下るお腹にトイレを急いで探す。
 
 
なんてことが、私は良くあります。
 
 
今までは、小さい頃からお腹は弱いし、まあ仕方ないかと思っていました。

でもこの頃、今の職場からの転職を考え始め、このままだと就職にも影響するかなと思い、いろいろ調べているとまさに自分にぴったりと当てはまる症状があったので、紹介していきます。

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食後に下痢をしてしまう原因とは

大抵の人の場合は、夜、寝冷えをしてしまったりお酒の飲みすぎなどで胃腸の働きが悪くなってしまい、朝ごはんや昼ごはんを食べた後、消化不良によって下痢をしてしまいます。

しかし、私の場合は寝冷えをしたりお酒を飲んだわけでもないのに、朝ごはんや昼ごはん、夕飯を食べた後に急激にお腹を下し、下痢止めを飲んでもほとんど効き目がないというものでした。
 
 
どうにかならないものかと思い、便通に関する書籍を読んでいたところ、「これは!」と思う病名が載っていたんです。
 
 
その病名とは、「胆汁性下痢」です。
 
 
この胆汁性下痢の症状が、

・食事の後、30分~1時間に急激にお腹が下る。(朝ごはんの後が比較的多い)

・下痢止めの薬が効かない。

・便を出してしまった後は、症状が回復する。(何回もトイレに行きたくなるわけではない)

というものでした。
 
 
 
そして、どうすればこの症状を改善できるのか期待しながら読み進めていったのですが、胆汁性下痢は体質的なものなので、自分ではどうにもできないと書かれていて愕然としました。

でも、自分の下痢の原因がちゃんとした病名で載っていて、しかも自分ではどうにもならないと書かれていたことで、何となくあきらめというか、すっきりとした気分になりました^^

胆汁性下痢の場合の対応策

自分ではどうにもできない胆汁性下痢ですが、調べた結果や胆汁の仕組みや働きを考えた上で、私が行っている対応策を紹介していきます。
 
 
まずは、

・トイレに行きたくなる(お腹が下る)時間を逆算して、食事を取る。

ように心がけています。
 
 
私の場合は、食事をしてから50分位で計ったようにお腹が下ることが分かったので、食後45分~1時間のときにトイレに行ける環境の時に食事を取るようにしています。

・朝ごはんでしたら、早起きして早めにご飯を食べる。
(家でトイレのタイミングになるように)

・昼ごはんも早めにしたり、遅めにしたり、トイレに行けるタイミングを逆算しながら食べる。
(なかなか、職場環境でそうもいかない人も多いとは思いますが)
 
 
私の場合は、お腹が空いているときに急いでご飯を食べたり、揚げ物やカレーなどを食べると、お腹を下しやすいです。

なので、

・間食をするなどして一回の食事量を少なめにする。

・麺類やパンなど、消化の良いものや自分がお腹を下しにくいものを食べる。

などを行っています。
 
 
これは、自分が胆汁性下痢だと分かったからこその対応策です。

なにか原因が分からないままお腹を下していた時と違い、原因が分かっていることでの気分の楽さもあり、以前よりはお腹を下す回数も減りました^^

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それと、この胆汁性下痢には、血中コレステロールが高い人に処方される腸管内でコレステロールを吸着して排泄する薬が効果を発揮するそうです。

これは、この薬がコレステロールとともに胆汁も吸着してくれるためです。

この薬によって、胆汁性下痢の人は劇的に症状が改善するそうです。
 
 
私は基本的には薬嫌いで、病院に行ってお医者さんにこの薬についてのことを聞いたことはないのですが、本当に胆汁性下痢の症状でお困りの人は、お医者さんに聞いてみると良いと思います。

胆汁性下痢の仕組み

胆汁性下痢が起こる仕組みについて説明します。
 
 
まず、胆汁とは脂肪の消化を助ける消化液で肝臓で作られます。

そして、胆のうに溜め込まれ、小腸の入り口付近で分泌され小腸の末端部で吸収されます。

本来は小腸で吸収され肝臓へと戻っていく胆汁ですが、小腸で吸収しきれずに大腸に流れ込んでしまうと、大腸がこの胆汁を薄めようとして水を出します。

すると、大腸は大腸内に溜まった胆汁と水を体外へ排出しようとします。

この結果、急激な下痢が起こります。
 
 
というのが胆汁性下痢の仕組みです。
 
 
 
健康な人は、胆汁が大腸に多少流れ込んでも下痢になることはないそうですが、大腸が胆汁に反応しやすい体質の人は下痢をしてしまいます。

また、ここからは推測となりますが、油の多いもの(揚げ物など)を食べたり、早食いをしたりすると脂肪の消化を助けるために多量の胆汁が分泌されるため、小腸で胆汁を吸収しきれず大腸に胆汁が流れ込みやすくなるのだと思います。
 
 
なお、手術で胆のうを摘出してしまった人や、重い虫垂炎(盲腸)で小腸の末端部を切除してしまった人は、胆汁が小腸で吸収しきれず多量の胆汁が大腸に流れ込んでしまうため、胆汁性下痢を引き起こしてしまいます。

まとめ

自分ではどうすることもできない胆汁性下痢ですが、起こる仕組みを理解することにより、できるだけ起こらないようにしたり、トイレのタイミングを調整することができます。

あなたも、もし胆汁性下痢だと思ったら、自分の下痢の起こるタイミングや消化しにくそうな食べ物を把握し、トイレに困ることが無くなるよう頑張ってみてくださいね^^

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