近頃では、赤ちゃんに日焼けをさせては良くないという意見をよく聞きます。
でも、赤ちゃんを連れてのお散歩や買い物の時に嫌でも太陽の光は当たってしまいますよね。
でも、日焼け止めは赤ちゃんには刺激が強そうだから何となく使いたくない。
こんな時には、どういった方法があるのかや、乳幼児におすすめの紫外線対策、本当に乳幼児が紫外線を浴びることはいけないのかなどを紹介していきたいと思います。
紫外線対策を日焼け止め以外で行うならこんな方法
さて、紫外線対策を日焼け止めに頼らずに行うにはどういった方法があるのでしょうか?
まずは、紫外線の強くなる時間帯は、赤ちゃんを連れてのお散歩や買い物を控えるようにしましょう。
紫外線が強くなる時間帯は朝の10時~昼の3時位までの間です。
この時間帯を避け、早朝や夕方にお散歩や買い物をするようにしましょう。
この時になるべく日陰を選んで歩いてあげるのも大切です。
そして、外出するときには帽子を被せるようにします。
ベビーカーには屋根が付いているものも多いですが、真上からの日差ししか遮ることはできません。
別にベビーカー用のUVカットのサンシェードをつけると良いでしょう。
または、ベビーカーの屋根から日よけのタオルをかけてあげます。なお、普通のタオルでは紫外線を通してしまいますので、UVカットのタオルをかけてあげましょう。
また、この時にタオルと赤ちゃんの間に隙間を作ってあげないと、赤ちゃんが息苦しくなってしまいますので、注意してあげてください。
赤ちゃんの体の部分にはUVカットのブランケットをかけてあげましょう。
このUVカットのブランケットは抱っこひもにも付けられるものもありますので、抱っこする時にも便利です。
なお、このブランケットの代わりとして、あなたの使っているUVカットのストールなどをかけてあげても良いと思います。
紫外線対策で乳幼児におすすめのもの
紫外線対策で乳幼児におすすめのものは、ベビーパウダーです。
紫外線を完全にはカットできないですが、肌を守ってくれているので赤くなるほどのひどい日焼けすることは防ぐことができます。
このベビーパウダーと、前章で紹介した紫外線対策を行えば、十分に日焼けをすることは防げます。
また、ベビーパウダーではなくワセリンを塗ってあげても、同じような効果が得られます。
しかし、ワセリンはどうしても肌がベタついてしまうので、赤ちゃんが嫌がる場合もあります。
ベビーパウダーにしろ、ワセリンにしろ、薄~く塗ってあげることがポイントです。
また、赤ちゃんでも使える日焼け止めも販売されています。
とは言っても、紫外線吸収剤など肌に刺激の強い成分が入っている日焼け止めもありますので、注意が必要です。
選ぶ際には、ノンケミカルのものを選ぶようにすると良いでしょう。
また、簡単に落とせるもの選ぶことも大切です。日焼け止めが落としきれていないと肌荒れの原因となってしまいます。
そして、赤ちゃん用の日焼け止めを使う際には、パッチテストをしてみることをおすすめします。
やり方は、まず日焼け止めを赤ちゃんの二の腕の内側などの目立たない部分に塗り、24時間放置します。
この時に、肌が赤くなってかぶれなければ、首などのデリケートな部分に塗ってみます。
これで、大丈夫であれば日焼け止めを使って紫外線対策を行うのも良いのではないかなと思います。
紫外線を乳幼児が浴びるのは本当にいけないの?
以前は、母子手帳でも日光浴は推奨されていましたが、今は日光浴とは書かれておらず、外気浴とされています。
これは、以前に比べオゾン層の破壊が進み、地表に降り注ぐ紫外線の量が増えてしまったためです。
そして、医師の話によれば、10歳までに受ける紫外線の量で皮膚ガンになるかならないが決まるそうです。
そういった理由から、乳児が紫外線を浴びるのは良くないといった意見が多く聞かれます。
とは言っても、日光を全く浴びないほうが良いというわけでもありません。
陽の光を浴びることによって体内でビタミンDが作られ、丈夫な骨を持った子に育ちますし、夜もよく寝るようになります。
日光浴は1日5分~10分程で必要量が足りますし、肌の弱い子供でない限り、長時間大量に紫外線を受けなければ特に問題はありません。
ですので、あまり紫外線を避けることに過敏になり過ぎずに、適度なお散歩や買い物などで、お子様に外気浴、日光浴をさせてあげてくださいね。
あと、日焼けをした時に皮膚が赤くなり、すぐに白く戻ってしまう子は、多少紫外線の浴び過ぎに注意してあげたほうが良いですが、そのまま日焼けした部分が黒くなる(日焼けしやすい)子は、比較的紫外線に強い肌質なので、過度の心配は無用です。
まとめ
日焼け止めに頼らない紫外線対策としては、
・紫外線の少ない時間帯を選んで外出し、日陰を通るようにする。
・UVカットのものをかけてあげたりして、紫外線を浴びる量を少なくしてあげる。
・ベビーパウダーやワセリンを使い、肌をカバーしてあげる。
などの方法があります。
また、パッチテストをして特に問題なければ、赤ちゃんにも使える日焼け止めの活用も考えてみるのも一つの方法です。
そして、全く紫外線を浴びてはいけないわけではなく、適度な日光浴は赤ちゃんの健やかな成長には必要なものなので、あまり過敏になり過ぎないようにしてあげてくださいね^^