お風呂場で体を洗っていると、首筋にタオルが引っかかりチクッ。
セーターなどを着るときに首筋に引っかかりチクッ。
「いったい何!?」
と思い、首筋を触ってみると首に今まではなかった突起物が。
鏡で見てみると、首にイボのようなものがある。
そして、しばらく放っておいたら数が増えてきた。
特に痛いとかはないけど、なんとなく不安。
この首にできたイボのようなものの正体や、出来てしまう原因、
治療は必要なのかなどについてを紹介していきたいと思います。
首にイボのようなものが増えてきた、これって何!?
あなたの首にできたイボのようなものは、どんな形をしていますか?
もし、イボのようなものがプツッとできていて、それが皮につながってプラーンとしているような感じ。
セーターなどにできる毛玉が、肌にできたような感じの形であれば、
そのできものは、
「老人性イボ」
で間違いないと思います。
この老人性イボの特徴を付け足しますと、色は肌の色より濃い茶色や黒っぽい色であることが多いです。
首にイボが出来てしまう原因とは
さて、前章で紹介した老人性イボの出来てしまう原因ですが、名前にもあるとおり、年を取ることでできてきてしまいます。
年を取るといっても50代60代とかではなく、30代40代から出来始める人も多いです。
元々、肌は紫外線を浴びるとメラニン色素が分泌され、紫外線が肌の奥深くまで入り込まないように防御します。
そのメラニン色素が肌の表面に出てきて、肌が小麦色になった状態が「日焼け」です。
若い頃は、メラニン色素によって日焼けした肌も新陳代謝が活発なので、時間が経てば元の綺麗な肌に戻りましたが、年を取ると肌の新陳代謝も活発ではなくなり、メラニン色素が肌に沈着したままの部分なども出てきます。
これが肌にできる「シミ」です。
あれっ?首にできるイボの話をしていたのに、何でいつの間にかシミの話になってるの?
って、疑問に思ったあなた!
実は、肌にできるシミの原因と首にできるイボの原因って一緒なんです。
肌にできたシミが膨らんでくるとイボになります。
という訳で、老人性イボが出来る場所は首だけではなく、肩や顔などに出来てしまう人もいます。
今までに紫外線に多く当たってきた場所です。
でも、その中でなぜ首筋にできることが多いのかというと、イボは衣類による摩擦が起きやすい場所によくできる特徴があり、衣類の襟の部分が常に擦れていることが原因と言われています。
首のイボの治療について
首にできた老人性イボの治療についてですが、あなたが特にイボを気にしないのであれば、治療は必要ありません。
皮膚にできたシミと一緒で治ることはありませんが、放っておいてもそれが原因で病気になることはありません。
とは言っても、あまり見た目的に良いものでもなく取れるものなら取ってしまいたいですよね。
その場合は皮膚科を受診しましょう。
皮膚科に行くとイボを液体窒素で焼いたり、医療用ハサミを使って「チョッキン」とイボを切ったりしてイボを取ってくれます。
治療の時にそれほど痛みは無いそうですが、痛みを感じやすい人にはちゃんと麻酔もしてくれるので安心です。
そして保険もちゃんと適用され、イボの数にもよりますが、数個程度であれば数千円程度で治療できるようです。
あと、自分で首にできたイボを取ってしまう人もいます。
方法としては、爪切りや眉バサミなどでイボを「チョッキン」と切ってしまったり、毛抜きでイボを挟む、マッサージクリームを縫ってイボの部分をマッサージするなどがあるようです。
しかし、イボを取ったあとの消毒などの問題もありますし、もしかしたらそのイボが老人性イボではない可能性もありますので、皮膚科で適切に取ってもらったほうが安心ではありますね^^
まとめ
あなたの首にできたイボのようなものが、老人性イボの特徴通りの見た目であれば、そんなに焦って治療する必要はないでしょう。
しかし、見た目が気になったりどこかに引っかかって痛いなど不便があるのなら、皮膚科で一度診察してもらうのをおすすめします。
案外簡単に取ってもらえますよ^^