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七夕の竹が枯れないための保存方法と鉢植えについてを紹介

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七夕飾りを飾り付ける竹や笹って、採ってくるとすぐに枯れてきてしまいますよね。

そして、七夕当日には茎がちょっと茶色く変色した状態で葉っぱも茶色く丸まってしまった、なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか?

どうすれば、竹や笹を枯らさずに長持ちさせられるのか?
採ってきた竹や笹を鉢植えにすることはできるのか?

今回はこんな疑問にお答えしていきたいと思います。

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七夕の竹が枯れないための保存方法を紹介

さて、調べていくと竹や笹を長持ちさせるのには、大きく分けて3つほどの方法がありました。
 
 
まずは、ご家庭に飾る笹や竹、七夕イベントに使う小さめの竹などを長持ちさせるのによさそうな方法です。

まず、笹や竹の全体(入らなければ葉の部分)を浴槽などに入れ、笹や竹の全体を水でヒタヒタにします。
その上から新聞紙をかぶせ、半日に1回位シャワーで水をかけてあげます。

水揚げの悪い笹や竹の表面から水分を補給してあげるイメージです。

注意点としては、七夕飾りを飾る際に水をちゃんと切らないと、七夕飾りが水浸しになってしまうかもしれません。あと、水が傷んでも笹や竹は枯れてしまいますので、水替えは毎日行いましょう。
 
 
次に、大きめの竹を長持ちさせる方法です。
この方法は、ちょっと作業が大変ですが上手くできれば他の方法よりも長持ちが期待できます。

まず、竹の先端部を切り茎の節部分に水が入れられる程度に穴を開けます。(葉が生えている部分の節まで)

そこの部分にまず熱湯を口いっぱいまで入れ、2~3分ほどしたらその熱湯を出します。そうすると、竹の内側の皮が剥がれるので水揚げが良くなります。
その後に、今度は水を口いっぱいに入れます。(その際、水に酢を混ぜてあげると水揚げがさらに良くなります)

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どんどん水は竹に吸収されていってしまうので、水の補充はこまめに行いましょう。

竹の茎の真ん中の空洞から竹全体に水を補給してあげるイメージです。

注意点としては、一番地面に近い節まで穴を開けてしまうと水が抜けてしまいます。
あと、竹の先端部を切ってしまうので、見た目的にちょっと物足りなく感じるかも。
しかし、竹の枝部分を切って使うのであればおすすめではないでしょうか。
 
 
そして、もう1つの方法はご家庭のテーブルに花瓶で飾る位の小さな笹を長持ちさせるのにおすすめの方法です。

まず、笹の茎を水の中で斜めに切ります。
これは水切りという作業で、茎の中に空気が入らず茎の断面を広くすることで水を吸い上げる面積を多くします。

その茎を原液の酢に2~3分ほど浸します。
これは、酢上げという作業で笹や竹の水揚げが良くなります。

そして、酢から出した茎を酢:水 3:2の酢水の中に生けます。

水揚げの悪い笹や竹の水揚げを酢を使って助けてあげるイメージです。
 
 
いずれの方法でも、長持ちさせられるのは数日~1週間程度のようですので、あまり過度の期待は禁物です。

竹や笹は鉢植えにできる?

早めに採ってきた竹や笹を鉢植えや土に埋めるなどして、何とか日持ちさせることはできないのか?

残念ながら、それは無理なようです。

竹や笹の根も一緒に掘り起こし、土に埋めたとしても結局は葉が落ちてしまい、枯れてしまうそうです。

竹や笹を根付かせるには、たけのこの状態(それもかなり小さい状態)の時にたけのこを根が付いた状態で掘り出し、しかも根っこの部分を乾かさないように保湿しながら鉢や土に植えなければならないそうです。
 
 
という訳で、もしも竹や笹を鉢植えにしたければ、鉢植えの小さい竹や笹から育てるほか無いようです。

七夕の日のために竹や笹を育てるのは大変ですから、やはりできるだけ七夕に近い日に竹を仕入れるのが一番ベストと言えるでしょう。

まとめ

竹や笹を枯らさずに長持ちさせるには、花などを生けるのとは違い、それなりの手間をかけてあげることが必要です。

しかし、ちゃんと手間をかけてあげれば数日~1週間程度は枯らさずに長持ちさせられますので、どうしても生き生きとした竹や笹で七夕を迎えたいのなら試してみてくださいね^^

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