埼玉県の紅葉の名所というと秩父や長瀞が有名ですが、秩父方面は抜け道が少なく紅葉渋滞が酷いイメージがあります。
私達家族は渋滞や人混みが苦手なので、渋滞が少なそうで紅葉を楽しめるスポットはないかと探してみた結果、飯能市に「鳥居観音」という場所があったので行ってみることにしました。
鳥居観音の紅葉を紹介
鳥居観音は正式名称を「白雲山鳥居観音」といい、埼玉百選に選ばれた観光名所です。
道中にある玄奘三蔵塔には、西遊記でお馴染みの「玄奘三蔵法師」の霊骨が祀られています。
白雲山に入るのには、
大人(中学生以上) 200円
子供(小学生) 100円
の入山料が必要となります。
自動車やバイクで入山する場合には、
自動車 500円
バイク 300円
がかかります。
鳥居観音は頂上の救世大観音まで車で行くこともできるのですが、個人的には麓にある駐車場に車を止めて、頂上まで歩いていくことをおすすめします。
ちなみに麓の案内板には頂上の救世大観音まで車で5分、徒歩で40分とありました。
仁王門~恩重堂~平和観音~玄奘三蔵塔~納経塔
と通って行くのですが、
途中の山道の紅葉や、山道から見える紅葉が綺麗です。
実際に歩いてみると、途中の平和観音や玄奘三蔵塔、救世大観音の展望台の見学やちょっとした休憩なども含めて1時間半ほどかかりました。
平和観音までの山道がちょっとだけ険しかったです。
そして特に景色が綺麗だったのは、
最初に写真を載せた平和観音から見る玄奘三蔵塔、大鐘楼、納経塔、救世大観音と紅葉の組み合わせでした。
こちらは玄奘三蔵塔、1階は日本の建築様式、2階は中国の建築様式、3階はインドの建築様式が取り入れられています。
救世大観音、観音様の内部にあるらせん階段を昇って展望台へ行くことができます。
(大人 200円、子供 100円)
救世大観音展望台からの麓の紅葉もなかなか良かったです。
帰り道は車道を歩く感じになり、
大鐘楼~玉華門
を通っていきます。
帰り道にも綺麗な景色が広がってます。
なお、帰りは30分程度で降りてこられたので、鳥居観音を見て回る時間は行き帰りの合計で2時間ほどでした。
鳥居観音の紅葉渋滞や駐車場の状況
私達が鳥居観音に行ったのは、紅葉情報サイトで紅葉の色付き始めと紹介されていた土曜日の午前10時半頃です。
鳥居観音に行く場合には、
・入間方面から国道299号を通り、県道70号~県道53号を通っていく。
・川越方面から県道15号を通り、県道70号~県道53号を通っていく。
・秩父方面から国道299号を通り、県道53号を通っていく。
などのルートがあるのですが、鳥居観音に向かう県道70号、県道53号は交通量が少なめの県道です。
実際に私達が鳥居観音に向かう時も渋滞は全くありませんでした。
駐車場は、
・鳥居観音の麓の駐車場が約30台
・玄奘三蔵塔(救世大観音まで徒歩10分)の所に約10台
・救世大観音手前に臨時駐車場が約5台
・霊園前駐車場(救世大観音奥)が約10台
ありまして、私達が歩いた午前10時~12時には各駐車場とも空きが数台ありました。
ただ、私達が行ったのはまだ紅葉が早い時期だったので、見頃の時期はもう少し混むのだと思います。
鳥居観音周辺の観光スポットは
鳥居観音の紅葉散策は2時間ほどで満喫できましたので、他の観光スポットも探してみました。
鳥居観音から車で15分圏内の場所には、
・名栗湖(有間ダム)
・有馬渓谷
・名栗農産物加工直売所
・さわらびの湯
・フォーミュランド・ラー飯能(カート場)
などがありました。
名栗湖(有間ダム)はダム湖の周りが紅葉していて綺麗でしたが散策して歩けるような場所ではなく、車を止めてちょっと紅葉を眺める感じの場所でした。
さらに名栗湖を奥へ進んで行くと有馬渓谷があり、こちらはニジマス釣りやバーベキューができる施設でした。
立ち寄ることはありませんでしたが、たくさんの車が止まっていて釣りやバーベキューの客で賑わっていました。
料金は釣竿や餌などがセットになった手ぶら釣りセットで
半日券(1人) 2500円
1日券(1人) 3700円
バーベキュー場の入場料
大人 700円
子供 500円
要予約ですが、バーベキューを楽しみながら釣りもできるようです。
名栗農産物加工直売所とさわらびの湯は施設が近く歩いて移動できます。
こちらも立ち寄ることはありませんでしたが、駐車場にはたくさんの車が止まっていてお客さんで賑わっていました。
さわらびの湯は、
入館料3時間
大人 800円
小中学生 400円
車で横を通る間にも数人のお客さんが入って行きました。
そしてフォーミュランド・ラー飯能(カート場)ですが、行きの道路脇の看板に気軽に誰でも楽しめるとあったので、子供と楽しめるかなと思い帰りの道すがら立ち寄ってみました。
すると、本格的なカート場で本気の大人の方々が本格的にカートで走っていて、家族連れには敷居の高いカート場でした。
鳥居観音で紅葉を見た後に周辺で1日楽しみたいのであれば、
・有馬渓谷で釣りやバーベキューを楽しむ。
・名栗農産物加工直売所で買い物を楽しんだ後、さわらびの湯でゆっくり温泉に浸かる。
などが良さそうです。
その他の場所だと1日過ごすには、多少時間を持て余しそうです。
あと食事についてですが、食事処は少なめです。
うちの子供が希望した回転寿司やファミレス、マックなどは車で1時間近く戻らないとありません。
ですので、結局お昼ご飯は近くの温泉旅館の敷地内にある料理屋さんで食べました。
景色の良い場所が多いので、お弁当を作っていって屋外で食べるのも気持ち良いと思います。
まとめ
鳥居観音の紅葉を楽しむには、麓の駐車場に停め頂上の救世大観音まで景色を楽しみながら歩いていくのがおすすめです。
紅葉が見頃の時期でも渋滞には苦しまずに現地まで到着できると思います。
周辺で1日楽しむのであれば、有馬渓谷で釣りやバーベキューをしたり、名栗農産物加工直売所での買い物、さわらびの湯でゆっくり温泉に浸かるなどがおすすめです。
とても景色の良い場所なので楽しんできてくださいね^^