京都祇園祭や飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の1つである秩父夜祭。
山車の曳きまわしはもちろんのこと、冬に花火が見れるお祭りでもあります。
2016年には、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産への登録も決まり、ますます注目されているお祭りです。
さて、この秩父夜祭に車で行く際には、何時くらいまでに現地に到着していれば駐車場に入れるのかや、帰りの混雑状況、電車で行った場合などを紹介してみたいと思います。
秩父夜祭の駐車場の混雑具合について
秩父夜祭は12月2日から12月4日まで開催されるお祭りですが、12月3日が大祭というお祭りの本番で、山車の基数も一番多く、花火の数も一番多い、もっとも盛り上がる日です。
さて、この12月3日(大祭)の日に車で会場に行く場合、この日が平日か土日かによっても混雑は変わってきますが、(土日開催のほうが当然混雑します)午前10時くらいには現地の駐車場に到着しておいたほうが安心です。
この時間に到着しておけば、秩父夜祭の会場から一番近い
「道の駅ちちぶ裏」
の駐車場に止められると思います。
秩父夜祭会場近辺には7箇所くらいの臨時駐車場が開設されるのですが、午前10~11時辺りから近いところより順々に埋まっていきます。
大祭が土曜か日曜開催の場合、午後2~3時くらいには近隣の駐車場は満車になってしまいますので、遅くとも午後1時くらいには現地に到着しておくことをおすすめします。
というのも、秩父夜祭に行くためのルートは基本的に、
国道140号線・・・
熊谷(関越道花園インター)方面、山梨方面
国道299号線・・・
飯能(圏央道入間インター、狭山日高インター)方面、長野方面
からの2ルートしかなく、時間を追うごとに渋滞が酷くなっていきます。
普段、道が空いている時には、
「花園インター~道の駅秩父」までは
約40分ほどの所要時間ですが、
大祭の時には、午前中でも1時間以上。
午後になると2時間とか2時間半。
さらに夕方になると駐車場渋滞にもはまり、駐車場にも入れないまま花火の時間が終わってしまったなんて話も聞きますので、早めに到着しておくに越したことはないです。
ちなみに、圏央道狭山日高インターや入間インターから、国道299号線を使って秩父に来るよりは、関越道を経由して花園インターで降り、国道140号線を使ったほうが所要時間は短くなります。
(高速料金は割高になりますが)
秩父夜祭の帰りの渋滞について
さて、秩父夜祭を楽しんだ後の帰り道の渋滞についてですが、基本は国道140号線と国道299号線の2ルートしかないので、当然渋滞します。
そうなると、帰りの渋滞が何時頃から始まるかということが知りたいですよね。
おおよそですが、午後10時の花火が終わる頃に駐車場を出発していれば、帰り道の渋滞にはほぼ巻き込まれません。
しかし、それでは花火の中盤辺りで駐車場に向かわなければならず、物足りなさも感じます。
なので、花火を最後まで見た上ですぐに駐車場に向かい、午後11時前に駐車場を出られれば、帰りの渋滞は比較的軽いもので済みます。
とは言っても、皆が帰路に着くタイミングなので、少しタイミングが遅れると渋滞に巻き込まれます。
なお、御旅所に6基の山車が集結するところまで見た上で余韻に浸りながら帰路に着きますと、残念ながら渋滞はかなりのものになりますので、それは覚悟しておいてください。
秩父夜祭に電車と行ったとしたら
もし、車ではなく電車で秩父夜祭に行った場合にはどうなるのでしょうか?
熊谷方面からですと「秩父鉄道」
池袋、飯能方面からですと「西武鉄道」
で秩父に向かうことになります。
降りる駅は、
秩父鉄道でしたら、「秩父駅」か「御花畑駅」
西武鉄道ですと、「西武秩父駅」
です。
残念ながら、秩父に向かう電車内は秩父鉄道、西武鉄道共に
「山手線の通勤時間帯」
のような状態にはなってしまいますが、車とは違い夕方に秩父に到着する予定を立てることもできます。
そして、秩父夜祭大祭の日(12月3日)は秩父鉄道、西武鉄道共に臨時電車が増発されますので、花火を最後まで見ても終電が無くなることはありません。
御旅所に山車が集結するのを見てからでも、
秩父鉄道でしたら「熊谷」まで
(秩父発の終電が約23:30)
西武鉄道でしたら「所沢」まで
(西武秩父発の終電が約24:00)
※臨時ダイヤは毎年変わるのでおおよそです。
は帰ることができます。
なお、帰りの電車の混雑具合ですが、花火が終わる前に電車に乗れば比較的空いていて、花火が終わった後は通勤ラッシュのようになります。
秩父夜祭に電車で行く場合については、こちらの記事でも詳しく書いてますので、良かったら読んでみてください。
秩父夜祭に行く電車の混雑具合や帰りの状況、宿泊することはできる?
そして、もう一つの方法
「パークアンドライド(途中の駅まで車で来て、そこから電車)」
ですが、
秩父鉄道でしたら、
「寄居駅」または「熊谷駅」周辺
西武鉄道でしたら、
「道の駅果樹公園あしがくぼ」(芦ケ久保駅周辺)
「飯能駅」周辺
が、駐車場が広かったり、駐車場の数も多くおすすめです。
まとめ
秩父夜祭本祭に車で向かうには、かなり早めの現地到着と帰りの渋滞は覚悟しておいたほうが賢明です。
もしも、朝早くから動いていては夜の花火の時間には疲れてしまいそうでしたら、電車やパークアンドライドを考えてみても良いと思います。