首に出来てしまったイボが気になるようになり、意を決していざ皮膚科へ。
しかし、皮膚科の先生に診てもらうと、
「原因もよく解ってないし、治療法は特にありません」
とか、
「特に病気とかでは無いし、問題ないからそのままにしておいても大丈夫だよ」
なんて答えが返ってきて、首イボを治療してもらえなかった。
とりあえず病気ではないことが分かり一安心ではあるものの、それではすっきりしない。
見た目もあまり良いものではありませんし、何とか治療してもらいたいですよね。
そこで、首イボの治療法は本当に無いのかや、皮膚科で首イボを治療してもらう
方法などを紹介していきたいと思います。
首にできたイボの治療法ってないの?
あなたの首に出来てしまった特に問題のないイボに治療法は本当に無いのか?
治療法はちゃんとあるんです。
まずは、液体窒素(ー196℃)を首イボの根元にあて低温やけどの状態にし、首イボを取る方法。
首イボの根元を医療用ハサミを使って「チョキン」と切ってしまう方法。
ヨクイニン(はと麦の種子から種皮を取り除いて乾燥させた生薬)を服用しながら、肌の新陳代謝を上げていく方法。
ピーリングジェルなどを使い、首イボの部分をマッサージすることで肌の古い角質を取り除き、新しい角質層を作っていく方法。
など、いろいろな方法があるんです。(この他にもあります)
この内、液体窒素を使う方法や、医療用ハサミを使う方法は皮膚科での首イボの治療としてよく行われている方法です。
首イボって皮膚科では治療してくれないの?
では、あなたの行った皮膚科では首イボの治療をしてくれなかったのはなぜか?
これは、あなたの首にできたイボの種類と、皮膚科というところがどういう治療をするところなのかを考えてみるとわかります。
まず、あなたの首にできたイボというのが老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)、いわゆる「老人性イボ」であるからだと思います。
この老人性イボとは、肌にシミができるのと同じ仕組みでできてしまいます。
簡単に言いますと、肌にメラニン色素が沈着してしまったのがシミ(老人性色素班 ろうじんせいしきそはん)で、このシミが膨らんでしまったのが、老人性イボなんです。
イボは、衣類等による摩擦が起こる場所にできやすいと言われています。
なので、皮膚の異常(痛い、痒い、炎症など)を治療する皮膚科では、シミと同じように問題のないあなたの首にできたイボを治療してくれなかったんです。
ですから、本来は首にできた老人性イボの治療をするのであれば、美容外科や美容皮膚科に行ったほうが確実に治療してもらえます。
ですが、皮膚科でも首にできた老人性イボの治療してくれるところは普通にありますので、別の皮膚科に行って診察を受けてみることをおすすめします。
首イボの治療には費用ってどのくらいかかるの?
「でも、皮膚科で首イボを治療してくれないところがあるんだから、実は治療してもらうには料金が高いんじゃないの?」
とか、
「保険が効かないんじゃないの?」
とか、不安に思うかもしれません。
大丈夫です、そんなことはありません。
始めの章で紹介しました液体窒素を使う方法や、医療用ハサミを使う方法には保険が適用されますので、保険を使えばあなたの負担は3割で済みます。
あなたの首イボの数にもよりますが、
液体窒素でも、医療用ハサミでもイボ1個につき600円~800円くらい。
数個程度のイボなら診察代、薬代などを含めても数千円程度で治療できます。
そして、治療期間としては、
液体窒素による治療の場合、3回程度の通院で1~2週間程度。
医療用ハサミで切ってしまう場合は、1回の通院で済んでしまうこともあります。
なお、イボの直径が5ミリ以上とか大きめのものになると、通院回数や費用ももう少しかかってしまうことが多いです。
あと、美容外科や美容皮膚科などに行くと、炭酸ガスレーザーを使った治療になることが多いのですが、こちらは保険適用外の場合がほとんどで、
1ミリ程度の小さいイボでも1個1000~2000円くらい、数個程度であっても1万円以上の費用がかかることが多いです。(その他に、診察代、薬代などがかかります)
その代わり、通院は1~2回程度で済みますし、治療跡が残ることも少なく、綺麗に首イボを治したい人にはおすすめの方法です。
まとめ
首イボを皮膚科で治療してもらえなかった場合には、別の皮膚科を受診してみましょう。
案外簡単に別の皮膚科では首イボを治療してもらえると思います。
そして、保険適用の治療であればそれほど費用もかかりませんので、安心して皮膚科に行ってみてくださいね。