乾燥する季節になると気になってくるのが静電気。
車のドアを開ける時などに「バチッ」とくると嫌ですよね。
何回も繰り返していると、ドアを開けるのすら嫌になってきてしまいます。
そこで今回は、車のドアを開けるときにできる静電気対策や静電気対策グッズなどについてを紹介してみたいと思います。
車のドアを開ける時に行う静電気対策は
まずは、簡単に車のドアを開けるときになぜ「バチッ」と静電気がきてしまうのかを説明します。
それは、あなたに溜まった静電気が車の金属部分に触れることにより放電されるためです。
という訳で、車のドアを開ける時の「バチッ」を防ぐためには、車の金属部分に触れる前にあなたに溜まった静電気を取り除かなくてはなりません。
そのための方法をいくつか紹介していきます。
まずは、車のドアを触る前に一度建物のコンクリート部分を触ったり、地面を触ったりすることです。
そうすることで、あなたに溜まった静電気がコンクリートや地面に放電され、車のドアを触った時にバチッときません。
なお、コンクリートや地面に触った時に静電気が放電される速度は金属に触れた時よりもゆっくりなので、多少長めに触れておくことが大切です。
(一気に静電気が放電されないので、コンクリートや地面を触ってもバチッとこないのです)
次に、おしぼりやウェットティッシュなどでこまめに手を湿らせておくという方法です。
手に水分があると、その水分から少しずつ静電気が放電されます。
また、ハンドクリームを塗って手を保湿しておくことも効果的です。
車には触れずキーをしっかり握り、キーを鍵穴に差し込むといった方法も有効です。
キーをしっかり握った状態でキーを鍵穴に差し込むと、キーの金属部分に静電気が放電されるので、バチッと音はしますが手に痛みは伝わってきません。
しかし、あまりにも静電気が溜まっていると手まで静電気が伝わってくることもありますので、先に挙げた方法で静電気を少なくした状態で補助としてこの方法を行うとよいでしょう。
さて、ここからは車のドアを開けるときに静電気が発生し「バチッ」となってしまった場合に痛みを軽減する方法です。
まずは、手の平全体で「ベタっ」と車のドアなど金属部分を触ってしまうことです。
恐る恐る指先などで金属部分を触るから一点からバチッときてしまうわけで、思い切って触れる面積を大きくしてしまったほうが痛みも少なくなります。
あと、先に書いたこととは少し違ってきてしまうかもしれませんが、爪の部分で車の金属部分を触るのも良いようです。
私は実践したことがない方法なので個人的にはちょっと不安を感じますが、静電気がよく発生する職場などでは、爪の部分でアースを取ると痛くないというのは常識のようです。
最初のほうに挙げた方法で静電気を取り除き、上に挙げた方法で車のドアを触れば、「バチッ」とくることはまずないでしょう^^
車のドアを開ける時に使える静電気対策グッズを紹介
ここでは、車のドアを開けるときにくる「バチッ」を防ぐためのグッズを紹介したいと思います。
まずは、静電気除去キーホルダーです。
これは、キーホルダーの端子部分を金属部分に触れることにより、端子部分から静電気が放電されるものです。そのため、自分の手には静電気のバチッが伝わってきません。
放電している間はキーホルダーが光るものなどもあり、静電気が無くなったかどうかも分かりやすいです。
カー用品店やホームセンター、100円ショップなどで販売されており、一番有名な静電気対策ではないでしょうか。
次に、静電気除去ブレスレットです。
これは、ブレスレットを付けることで体に溜まった静電気を空気中に放電します。
服の上からブレスレットをしていたりすると効果は薄れますので、ブレスレットを体に触れておくことが大切です。
こちらも、カー用品店やホームセンター、ドラッグストアなどでも販売されています。
あと、革手袋もおすすめです。
革手袋も体に溜まった静電気を空気中に放電してくれます。また、手袋が手に密着しているので車のドアに触れても広い部分で静電気を受けるため、静電気のバチッを感じることはほとんどありません。
それと、ちょっと違った部分からのおすすめですが、革靴を履くことでも静電気を地面に放電してくれるので、体に静電気が溜まり辛くなります。
なお、車に付ける静電気除去アンテナやアースベルトといったものもありますが、車に乗り込む際の静電気は人に溜まった静電気が車の金属に伝わり放電されるものなので、車のドアを開ける時の「バチッ」にはほとんど効果を発揮しないようです。
まとめ
車のドアを開ける時の「バチッ」を避けるには、
・車に触れる前に自分に溜まった静電気を放電しておくこと。
・できるだけ手の広い部分で車のドアに触れること。
が大切です。
あなたの「バチッ」がこなくなることを祈ってます。