先日、妻が「ムキーッ!」となっていたので、話を聞いてみると、
「土鍋に付いた炊き込みご飯の焦げが落ちない」
とのこと。
それと共に、
「焦げ付かない土鍋ってないのかな」
とも。
このまま、妻が土鍋の焦げ取りに悪戦苦闘しているのはかわいそう。
そこで、何か土鍋に付いた焦げを簡単に落とせる方法や、手持ちの土鍋を焦げ付かなくする方法、焦げ付かない土鍋ってないのかなと思い調べてみました。
土鍋の内側が焦げてしまった場合の落とし方
まずは、土鍋でご飯を炊いた時に焦げつきが出来てしまった場合の焦げの取り方を調べてみました。
そうすると、
米のとぎ汁を土鍋に張って一晩置いてから洗ってみる。
という方法が紹介されてました。
どうやらこの方法は、焦げ付きが比較的軽いものの場合に有効そうで、実践した人によると焦げがかなり薄くなったとのことです。
簡単に実践出来る方法ですが、うちの土鍋を見てみると結構ガッツリと焦げが付いてしまっているので他の方法も調べてみました。
すると1つの方法として、
土鍋に8分目くらいのお湯を張って沸騰させる。
↓
そうすると焦げが緩くなり、焦げがプカプカ浮いてくる。
↓
そして土鍋が十分冷えた後お湯を捨て、残った焦げを金ダワシでこすると焦げが綺麗に落ちる。
とありました。
さらにその方法の強力版として、
土鍋8分目くらいの水に重曹を大さじ4杯くらい入れ、最初弱火で炊きはじめ、だんだん強火にしてしばらく炊く。
※この時の注意点は水の状態で重曹をいれて沸騰させること。
(お湯になってから重曹を入れると効果が薄れる)
↓
そして、土鍋が十分冷えた後中身を捨て金ダワシでこする。
それでも落ない頑固な焦げは、天日で3日以上乾かしてカラカラな状態にすると剥がしやすくなる。
という方法もありました。
ちなみにご飯やお肉、お魚などを焦がしてしまった(酸性の汚れ)時には、上で紹介した重曹を入れるのですが、野菜や果物、きのこなどを焦がしてしまった(アルカリ性の汚れ)時には、水に酢を50~70cc入れて沸騰させると焦げが取れるそうです。
あと、焦げを浮かせる前にスプーンなどでガシガシとこするのは鍋が傷つくのでやめましょうとありました。
土鍋が焦げない方法を紹介
前章で紹介した方法で焦げを落としても1回焦げ付いた場所は癖がついてしまい、焦げ付きやすくなります。
という訳で、焦げ付きぐせを治す方法についても調べてみました。
それは、「目止め」というものです。
これは、土鍋の底から水が染み出すのを防ぐために土鍋を買って最初に行うものなのですが、この目止めをやり直すことによって土鍋の焦げ付きぐせがリセットされます。
目止めには、
・米のとぎ汁を使う方法
・おかゆを炊く方法
・小麦粉を使う方法
・片栗粉を使う方法
などがあるのですが、米のとぎ汁を使う方法は他の方法に比べ目止めの効果が低いそうです。
(含まれているでんぷん質の量が少ない)
妻に聞いてみると、うちの土鍋の目止めは米のとぎ汁で行ったそうです。
そして、おかゆを炊くという方法でも目止めの効果が薄かった(おかゆのでんぷん質が鍋底に染み込む前に水が染み込んでしまう)なんて話もあったので、小麦粉を使う方法と片栗粉を使う方法を調べてみました。
その手順は、
土鍋に水を8分目まで入れ、大さじ2杯の小麦粉(または片栗粉)を入れる。
(あらかじめ小麦粉(または片栗粉)は水で溶き、溶けやすくしておく)
↓
弱火で10~20分くらい沸騰させたら、火を止める。
↓
十分に土鍋が冷えたら中身を捨て水洗いをし、乾いた布で拭き、しっかり自然乾燥させたら完了。
です。
もしも不安なら、小麦粉(または片栗粉)の量を大さじ3~4杯に
しても全く問題ありません。
あと、土鍋でご飯を炊く際に焦げ付かないようにする方法も調べてみました。
それは、いつもよりも火力を弱めるということです。
強火で炊くところを強めの中火にしても、土鍋自体が金属の鍋に比べて保温力が強いので上手に炊くことができます。
あと、昆布を1枚敷いてからお米を入れたり、粗塩をひとつまみ入れてからお米を炊くというのも効果があるようです。
そして、土鍋でご飯を炊くときは時間を計りながら炊くと焦げ付きやすくなってしまうそうです。
では、どうすれば焦げ付かないのかというと、ご飯を炊く時の「音」を聞きます。
まず、強めの中火で炊き始め、蓋から泡が出たら弱火にする。
↓
水が沸騰するコトコトという音が聞こえる間は、沸騰が維持できる最小の火加減で炊いてゆく。
↓
コトコトの音が聞こえなくなったら火を止め、15分程度蒸らす。
こうすると焦げのないご飯が炊けるようです。
焦げない土鍋ってあるの?
今まで、焦げの落とし方や焦げ付かない方法を紹介してきましたが、焦げ付かない土鍋があれば一番良いですよね。
そこで調べてみました。
焦げ付きにくいと評判が良いのは「三島鍋」という土鍋でした。
・以前の鍋と同じような使い方をしていても、焦げ付かなくなった。
・焦げ付くことがなく、20年くらい現役で使っている。
・旅館などでは、どこも三島鍋を使っている。
なんて意見がありました。
この三島鍋というのは、メーカー名ではなく、陶器の柄のことをいいます。
そして、三島鍋の有名なメーカーは、「銀峯陶器(ぎんぽとうき)」です。
四日市で最初に三島柄の土鍋を作ったメーカーで、土鍋を商売で扱う人達の中でも銀峯陶器というと三島鍋の本物というイメージがあるそうです。
大きさにもよりますが、1500円くらいから販売されてますので、焦げ付きなく長く使いたいのであれば、ここの土鍋を選ぶのが良さそうです。
まとめ
炊き込みご飯で底が焦げ付いてしまったうちの土鍋は、重曹を使った方法で焦げを落とした後、小麦粉を使って目止めをやり直してみようと思います。
でも、うちにある土鍋は安い土鍋で三島鍋ではなかったので、思い切って長持ちする三島鍋を奮発して買ってみるのもありかなとも思ってます。
要、妻と相談です^^