先日、車のバッテリー交換を自分で行いました。
私自身、バッテリー交換は初めてで、しかもかなりの不器用です。
それでも、45分ほどで無事バッテリー交換できました^^
でも、後で調べてみると問題なくバッテリー交換できたのは、運が良かった部分も大いにあったと思えるような事実が・・・。
その内容についてとバッテリーの選び方についてを紹介していきたいと思います。
車のバッテリー選び方
まず、車のバッテリーを交換する際にはバッテリーの種類を決めなくてはですが、今まで私はカー用品店の方やディーラーの方にお任せでした。
でも、それによって高価なバッテリーを付けていたり、工賃もかかってしまっていました。
なので、今回は自分でバッテリーも選ぶことに。
まず、自分の車に付いているバッテリーを知る必要があります。
要は車のボンネットを開け、今付いているバッテリーと同じものを買えばいいのですが、私のように私はカー用品店の方やディーラーの方にお任せだと、その車には不必要な容量のバッテリーが付いている可能性もあります。
実際に私の車(H22式ムーヴ)には、かなり容量の大きいバッテリーが付いてました。(26B17Lというバッテリーで十分なのに55B19Lというバッテリーが)
ご自分の車に標準搭載されているバッテリーは、車の取り扱い説明書の後ろの方のページに記載されているサービスデータというページに記載されています。
(または、ご自分の車の車種名、年式、できれば形式、バッテリーと入れ検索するとインターネットでも調べられます)
その標準搭載されているバッテリーを買えばいいのです。
しかし、ご自分の車に付いているバッテリーがカー用品店に売っていない場合もあります。
そこで、ご自分の車に付けられるバッテリーが他にないかを自分で調べる訳ですが、(店員さんに聞くと、高価なものを勧められることが多い)まずはバッテリーに書いてある記号を理解しましょう。
カーバッテリーには、
40B19Lみたいな記号(英数字)が書かれています。
左から、
40 ・・・バッテリーの容量。
B ・・・バッテリーの大きさ。
19 ・・・バッテリーの寸法(横幅)
L ・・・バッテリーを正面から見た時のマイナス端子の向き(Lは左、Rは右)
を表しています。
さらに隣りにMFなんて英語があるときは、メンテナンスフリーのバッテリーということです。(水を足したりする必要がなくてメンテナンスが楽)
この内、B19Lという部分は、バッテリーを置くスペースや配線を考えると同じものが良いのですが、40という部分はバッテリーの容量なので、最悪エンジンさえかかれば小さい数字のものでも大丈夫なんです。
逆にオーディオに凝っている人や、電装品を多くつけている人は大きな数字のもの方をおすすめします。
ちなみに大きな容量のバッテリーを付けたほうが、バッテリーの寿命が長持ちするという意見もあります。
容量が大きい分、バッテリーの負担が少なくなるからでしょう。
実際、私の車は最初についていた新車からのバッテリー(26B17L)が2年半で交換、次に付けた55B19Lのバッテリーは4年持ちました。
このことから言うと、確かに大きい容量のバッテリーの方が長持ちしました。
ただ、お値段も小さい容量のバッテリーより倍以上したので、何とも言えないところです^^;
車のバッテリー交換を自分で行う際の注意点
私がバッテリーを付け替えた際は、
・エンジンを切りキーを抜く。
・バッテリー端子取付金具(ターミナル)は、
外す・・・マイナス端子→プラス端子
付ける・・・プラス端子→マイナス端子
・工具やボルト、ナットを無くさないよう気を付ける。
なんてことしか注意しなかったのですが、後々調べてみると他にも気を付ける点があったのです。
バッテリー取付金具(ターミナル)を外すと当然ですが電源が落ちます。
家でいうと、ブレーカーを落とした状態です。
それによって、車のエンジンのコンピューターが学習していた内容や、オーディオの設定、パワーウィンドウの設定がリセットされるそうです。
実際に、私の車もオーディオの時計やラジオの選局の設定がリセットされたので、もう一度設定し直しました。
私の車はそれだけで済みましたが、車によっては、
・パワーウィンドウが動かなくなる(設定し直せば動く)
・車のアイドリングが不安定になる(学習し直すまでの10分~15分程度)
なんてことも起こるようです。
その他にも、
・HDDナビ搭載車はHDDが故障する恐れ有り。(バックアップ電源を取っておく必要有り)
・アイドリングストップ車は、アイドリングストップの設定をしなおす必要有り。
なんてこともあるよう・・・。
こう考えると、ディーラーやカー用品店で工賃をかけて交換してもらったほうが安心とも言えますね。(工賃はカー用品店で¥500~¥1500位)
その時に、一緒に古バッテリーも回収してくれますし。(バッテリーは、持ち込みでも無料で回収してくれますが)
というわけで、車のメモリーを消さずにバッテリー交換をするには、バックアップ電源が必要です。
ホームセンターやカー用品店で乾電池を使ったバックアップ電源用のツールが売られていますが、¥1000~¥1500位します。
また、他の車のバッテリーからケーブルをターミナルに繋いだまま(バッテリー上がり時のジャンプアップの方法と一緒)バッテリーを交換するという方法もありますが、ターミナルにケーブルを繋いだまま作業するのは難しいですし、(こないだ作業してみてそんな気がします)ケーブルが外れてしまえば、その瞬間に電源は落ちてしまいます。
このようなことから考えると、アイドリングストップ搭載の車や、HDDナビ搭載の車は万が一に備え、ディーラーやカーショップで交換したほうがよろしいかと思います。
また、ハイブリッド車もコンピューターがリセットされてしまうと、走行に問題が出てしまう危険性があるので、ディーラーでの交換をお勧めします。
それと、バッテリー端子のプラスとマイナスを付け間違えると、一発でコンピューターが壊れて修理が必要になったり、廃車になってしまったなんて情報もありますので、それだけは絶対に避けてください。
バッテリーを選ぶ際に末尾の英語のLとRだけは間違えないように。
バッテリーのマイナス端子の位置が逆になってしまうので、プラスとマイナス端子を付け間違えてしまう可能性が格段にアップしてしまいます。
まとめ
今の車は昔の車と違い、コンピューターなどもたくさん使われています。
私の車はアイドリングストップやHDDナビなども付いていないので、次回も自分でバッテリー交換するつもりですが、アイドリングストップやHDDナビの付いている車、ハイブリッド車などに乗られている方は、少々の出費を惜しまずディーラーやカー用品店での交換をお勧めします。
ただ普通に乗る分には、大きい容量のバッテリーは必要ないので、バッテリーは必要最小限の容量のもの(新車時付いていた容量)にし、少しでも車の維持費の節約に努めましょう。