静電気が来やすい季節になってきましたね。
車のドアを開けるときなどに毎回のように「バチッ」っと来る人は、
「私ってセルフ給油のガソリンスタンドで給油して大丈夫なの?」
って不安になったりしませんか?
今回は、静電気体質の人向けのセルフ給油時の給油手順や注意点、手袋はしたほうが良いのかや、静電気の起きやすい服装、起きにくい服装などについて紹介していきたいと思います。
セルフ給油を静電気体質の人が行っても大丈夫?
当然ですが、静電気体質の人がセルフ給油を行っても、正しい手順で給油を行えば、全く危険なことはありません。
その正しい手順とは、
① まず、給油前のパネル操作をする。
② 給油キャップを開ける前に静電気除去パッドに「タッチ」してから給油キャップを開ける。
③ 給油ノズルを握る前に静電気除去パッドに「タッチ」してから給油を開始する。
④ 給油が止まったら、給油ノズルを戻す時に静電気除去パッドに「タッチ」する。
⑤ 給油キャップを閉める。
⑥ 給油後のパネル操作をし、車に乗り込み出発。
このような手順で給油をすれば、給油時に静電気の火花によってガソリンに引火することはありません。
なお、静電気除去パッドにはそんなに長い間触れている必要はありません。長くても1秒も触れていれば、間違いなく静電気は放出されています。
そして、静電気体質の人であっても、そうでない人も守るべき注意点も紹介しておきます。
まずは、
・給油中は車のエンジンを必ず止める。
万が一の車の誤発進などで、給油中に給油ノズルが給油口から外れてしまわないようにです。
・静電気除去パッドに必ず触れてから給油する。
事前にあなたに溜まった静電気を放電しておくことで、給油時の静電気の放電(火花)を抑え、ガソリンへの引火を防ぎます。
・給油中は車から離れない。
給油中に車内に戻り荷物などを取ったりすると、あなたにまた静電気が溜まってしまい、その静電気の火花によってガソリンに引火する危険があります。
また、万が一給油ノズルが給油口から外れてしまうのを防ぎます。
・給油中に携帯電話を使用しない。
携帯電話から発生した静電気の火花により、ガソリンに引火したという事例もあります。
給油キャップを開けると、気化したガソリンが空気中に放出されています。
給油中の火災というのは、その気化したガソリンに静電気などの火花が引火することで起こります。
給油キャップを開けた状態では、火花を発生させないよう注意して行動しましょう。
静電気対策に手袋はしたほうが良い?
結論から言いますと、セルフ給油時に静電気対策として手袋をする必要はありません。
かえって手袋をしておくことによって、静電気除去パッドから静電気が放電されない可能性もあります。
特に、ゴム手袋などをしてしまいますとゴム自体が電気を通しませんので、静電気除去パッドに触れても静電気が放電されません。
また、軍手なども素材によってはかえって静電気が発生しやすくなる素材もありますので、よくありません。
という訳で、給油時は素手で給油を行ったほうが安全と言えます。
どうしても静電気対策として手袋をしたいのであれば、パソコンの組立作業などを行うときに使う静電気防止手袋なんてものもありますが、まあ必要はありません。
静電気対策の服装とは
給油時にちゃんと静電気除去パッドに触れながら行えば安全なセルフ給油ですが、できるだけ静電気の発生を抑えたいというあなたには、静電気を発生させない服装で給油に行くという方法もあります。
あなたも今までの経験則で感じていますでしょうが、服装の組み合わせで静電気の発生しやすいものと発生しにくいものがあります。
例えば、
・化繊の下着にウールのセーター
・フリース(ポリエステル)にダウンジャケット(ナイロン)
なんて組み合わせは静電気を発生しやすくなります。
逆に、
・綿の下着にウールのセーター
・ウールのセーターにダウンジャケット(ナイロン)
なんて組み合わせにすると静電気は比較的発生しづらくなります。
あと、自然の素材(綿や絹、革など)は比較的静電気を発生しません。
参考にしてみてくださいね^^
それと、自分の体が乾燥していると静電気が帯電しやすくなります。
水分補給を心がけ、体に潤いを持たせてあげましょう。
また、保湿クリームなどで手や体の保湿をするのも、有効な静電気対策となります。
まとめ
静電気体質の人でも静電気除去パッドにしっかりと触れ、手順や注意点を守って給油をすれば、セルフ給油は恐いものではありません。
安心して給油してくださいね^^