先日、お義父さんが家に遊びに来た時に、
「足の爪を屈んで切れないから、柄の長い工作用のニッパーを使って切っている」
という話をしていました。
その時は、「そうなんですか」と聞いていましたが、よくよく考えてみるとニッパーで爪を切るなんて危ないんではないかとちょっと気になり、なんとかできないのかなと調べてみることにしました。
足の爪が楽に切れる体勢を紹介
調べていくと、高齢になり体が硬くなったり、太ったお腹がじゃまになり足の爪が切りづらいという悩みは多くありました。
さて、そのような場合にどのような体勢を取ると足の爪が楽に切れるのかというと、
「爪を切る側の足の置き場所を高くする」
のが良いみたいです。
まず、床に座った状態で切る場合には、
爪を切る足の下に本や辞書など厚みのある本を置きます。
(高さは本の冊数で調整)
↓
その本の上に足のかかとを置きます。
こうすることで前にあまり屈まずに足の爪を切ることができます。
※あまり足を高く置くと後ろにのけぞりそうになるので注意です。
椅子に座って切る場合には、
椅子の座面の3分の2~4分の3くらいの台を準備します。
(高さはあなたの好みの高さにしてください)
↓
その上に爪を切る側の足を乗せます。
(さらに足のつま先に本を置き乗せるとつま先も上がり楽になります)
私が試してみた限りでは、前屈をあまりしなくても足先に手が届くので、爪切りをするのはかなり楽に感じました。
あと、爪切りをするのはお風呂上がりがおすすめです。
お風呂上がりは体も柔らかく曲げやすくなってますし、爪も柔らかくなっていて切りやすいです。
ただ、深爪もしやすくなるのでご注意ください。
でも、そうやっても手が足先に届かない場合は皮膚科に行って足の爪を切ってもらうという方法もあります。
皮膚科での爪切りは、主には巻き爪の人の治療という場合が多いですが、健康な爪の人でも事情を説明すれば切ってもらうことができます。
かかりつけの皮膚科がある場合には相談してみるとよいでしょう。
足の爪が楽に切れる爪切りはどんなもの
次に、足の爪が楽に切れる爪切りはないものかと探してみました。
すると意外にもニッパータイプの爪切りがけっこうありました。
私は、オーソドックスな挟んで「パッチン」と切るタイプの爪きりしか知らなかったので、これは新鮮な発見でした。
高齢者の方の足の爪は厚く固くなっている場合も多いので、ハサミタイプやニッパータイプのもので切るのが良いようです。
そして、柄の長いニッパータイプの爪切りもありました。
ロングニッパー型爪切り レザーケース付き
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柄が長いことであまり前屈しなくても爪に爪切りが届くので楽そうです。
ちょっとお値段は高額なものですが、これで少しでも安全に足の爪が切れるのならプレゼントしてあげようかなと思いました。
でも、もしかしたらお義父さんはこのタイプの爪切りを既に使っていて、私達のために解りやすく「工作用のニッパー」と説明してくれたのかなと、ちょっと深く考えたりもします^^;
腰を曲げるのが楽になるストレッチを紹介
でも、やっぱりできるだけ前屈しててが足先に近い状態で爪を切ったほうが安全じゃないかと私個人としては思います。
なので、腰を曲げて前屈するのが楽になるストレッチも調べてみました。
調べてみると前屈は、首、背中、腰を使ってするもののようです。
そして、首や背中が凝り固まっているとよく曲げることができず、腰を無理にいっぱい曲げなくてはいけなくなり負担がかかります。
という訳で、首や背中をほぐしてあげることでも前屈はしやすくなります。
簡単にできる背中のストレッチがありましたので紹介します。
まず、手を前で組んで、ゆっくりと押し出すように伸ばしていきます。
(この時、一緒に首と背中を少し前に倒すとより効果的です)
↓
前に伸ばした手を戻した後、今度は手を後ろで組んでゆっくりと上に上げていきます。
これは肩甲骨のストレッチなのですが、このストレッチを何回か繰り返すことで背中の筋肉がほぐれて緩んできます。
そして、腰のストレッチです。
まず、正座をします。
↓
正座のまま手を床につき、片方の足をゆっくりと後ろに伸ばしていきます。
腰が伸び筋肉がほぐれるのを感じますが、私が試した感じでは体の硬い人にはかなり負担のかかるストレッチに感じました。
という訳で、もっと楽に前屈ができるようになる方法もないのか調べてみました。
そうしたら、マッサージをすることで前屈をしやすくなるという方法がありましたので、紹介します。
それは、両方の眉の上の部分を指で30秒くらいグリグリとマッサージするというものです。
また、足のかかとのちょっと上の部分を拳で30秒ぐらいグリグリとマッサージするという方法もありました。
私が試してみた限りでは、1回で劇的に効果のあるものではありませんでしたが、続けていくことで前屈をしやすくなるようです。
まとめ
前屈して足の爪が切れない(届かない)場合には、爪を切る側の足の置き場所を高くすることが有効です。
台や本などで高さを調節しましょう。
また、柄の長いニッパータイプの爪切りも販売されていますので、そういったものを使うのも良いでしょう。
そして前屈をしやすくするには、首、背中、腰のストレッチが大切だということが分かりました。
今度うちのお義父さんにも、気を悪くしない程度に勧めてみようかなと思います^^