年中行事

恵方巻きの正しい食べ方を紹介、方角の違いや無言で食べるのはなぜ?

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ここ数年で随分と全国的にもメジャーとなった恵方巻き、
しかし、食べ方のルールや食べる方角についてよく知らないという方もまだ多いのではないでしょうか。

今回は恵方巻きの正しい食べ方や食べる時の方角、またなぜ無言で食べるのかについて紹介していきたいと思います。

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恵方巻きの正しい食べ方を紹介

恵方巻きとは2月3日節分の日にその年の神様のいる方角に向けて、願い事をしながら太巻きを食べるというものです。

恵方巻きを食べる時の基本的なルールは、

●一人一本食べるのがルールなので、人数分の恵方巻きを用意する。
●恵方の向きを向いて願い事を願いながら、一本食べ終えるまでその向きを向いて食べる。
●一本食べ終えるまで、喋ってはいけない。
●食べやすいように包丁で切ってはいけない。
●食べている途中に恵方巻きを噛み切り、恵方巻きを離して食べることはOK。

といった感じです。

恵方巻きを食べる習慣は、元々関西地方で行われていたもので(関西地方では巻き寿司と呼ばれています)、それをあるコンビニが全国的に普及させました。

また、恵方巻きの発祥については、

江戸時代の終わりから明治時代の初め頃に大阪の商人たちが商売繁盛の祈願事として始めた。

大阪の商人が芸者遊びの一環として、太巻きを芸者に食べさせた。

戦国時代に豊臣秀吉の家臣が、戦勝祈願として海苔巻きのようなものを食べた。

なんて時代や背景も違った様々な説があるようです。

恵方巻きの食べ方、方角が毎年違うのはなぜ?

毎年、恵方巻きの時期になると、今年の恵方の方角は○○の方角と言っているのを聞いたことはありませんか?

なぜ、毎年方角が違うかと言うと、その方角に神様が居るとされているからです。

その神様は歳徳神(としとくじん)といい、その年の幸福や財産を取り扱う神様です。
この神様の居る方角を向き、願い事をしながら恵方巻きを食べるのです。

さて、その方角についてですが、一見、色々な方角があるように思えますけど、実は4つの方角しかないんです。

そして、その年の神様が居る方角にも決まりがあります。
西暦の末尾の年が、

「1」「3」「6」「8」の年・・・南南東
「2」「7」の年・・・北北西
「4」「9」の年・・・東北東
「5」「0」の年・・・西南西

となります。
なぜか南南東の年が他より多いです。

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これを覚えておけば、毎年どの方向を向いて食べればいいのか、悩まずに済みますね(^^)

ちなみに年ごとの方角は、十干(じっかん)というもので決められていて、この十干というのは、皆様にも馴染みの深い干支(えと)と組み合わせることによって、数字の代わりに長い年数を表すために使われるものです。

ちょっと例を挙げますと、
丙午(ひのえうま)の年に生まれた子供が少なかった。
とか、
還暦(60歳)のお祝いをする。
なんてことも、この十干と十二支を組み合わせた年数によって表されたものです。

興味を持った方は、調べてみてくださいね。

恵方巻きの食べ方、なぜ無言で食べるのか?

恵方巻きを無言で食べる理由はいくつかあり、

巻き寿司(恵方巻き)には福を巻き込むという意味が有り、服を巻き込んで食べる時に喋ってしまうと、福が逃げてしまうから。

恵方巻きを食べている時は、願い事をしている時であり、願い事をするときに喋る人は居ないということから。

なんて意味があります。

恵方巻きを食べるという行為は、神社で願い事をする時と同じような神聖な気持ちで行うものなんです。

確かに神社などで願い事をするときに、

「○○になりますように」

なんて口に出して願い事をしている人っていませんよね^^;

なので、願い事をしている間だけ無言で恵方巻きを食べ、願い事が終わったあとは、みんなで楽しく話しながら食べるという考え方もあります。

確かにこちらのほうが現実的かもしれませんね。
私個人としても、こちらの考え方が好きです。

1本食べ終えるまで無言となると、どうしても早く話したい一心から急ぎがちに食べることになり、せっかくの美味しい恵方巻きをゆっくり味わって食べられませんから。

そして、恵方巻きが福を巻き込むというのは、恵方巻きの具材を、七福神にあやかって七種類入れるというところから来ていて、その七つの福を巻き込むために、巻き寿司という形になっているからです。

しかし、現在では食べやすいようにと、七種類の具材が入っていない恵方巻きも多く販売されています。
本来の意味からすると違っているのかもしれませんが、より恵方巻きを身近なものとして親しんでもらいたいからでしょうね。

まとめ

本来は神様に祈願するという神聖な意味を持った恵方巻きですが、現在は、節分の1つのイベントして皆に親しまれています。

あまり難しく考えず、恵方巻きをよく味わいながら美味しくいただいて下さいね。

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